1学期の業務を確認しよう(後編)
こんにちは。
外がぽかぽか陽気で毎日眠いですね~
眠気に負けそうになるけれど、やるべきことはたくさん!
今日は、昨日の続きで、業務後半戦です!
おさらい 4月の業務一覧↓
今日の内容はこちら。
入学式~中旬まで
入学式も終わり、授業開始に向けて動く週です。
とはいえ、まだまだ学校は落ち着きません。
この時期は、健康診断や生徒手帳の写真を撮ったり、学校全体で予定されていることをこなす日々が続いているでしょう。また、予定外の出来事も起こりやすいため、ある程度見通しを立ておくことが大事です。
また、教育委員会から依頼された文書等も提出を求められる時期でもあります。
慌しい時期ですが、その中でも少しでも進めやすくなるように、業務をまとめてみたいと思います。
◆個別指導計画の作成を始める。
新入生分は、小学校から引き継がれた要録と、個別の教育支援計画を見ながら、ある程度の個別指導計画を立て始めます。とはいえ、新入生は実際に授業をやってみるまで、未知数のところも多いかと思います。
まずは在校生分の指導計画から立て始めると良いでしょう。
前年度のものを参考にしながら、各教科・領域の目標や手立て、短期計画・長期計画の両方を考えながら作ると良いです。
個別の指導計画の書き方については、後日じっくり書きたいと思います。
書式も自治体によって変わります。
参考までに、文科省で紹介されている書式を貼っておきますね。↓
ここで確認しておきたいことは、個別指導計画は担任の意見だけでなく、「本人」「保護者」双方の希望が含まれている、という点です。
個別指導計画は
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1、担任が仮立てし
2、面談(家庭訪問)で本人・保護者と目標の確認や希望を聞き出し
3、その意見を反映しながら加筆・修正。
4、出来上がったら保護者に了承してもらう
(押印を求められる書式もあるため、絶対)
5、学校保管・教育委員会に提出
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の手順で作成します。
面談の前に、個別指導計画作成のための保護者の要望を書類で提出してもらう場合もあります。
保護者の方は、
・各教科(国語や算数、他教科の学習面)で身につけてほしい内容
・生活面で苦手なことや伸ばしたいこと
・コミュニケーションで不安があるところ
などを整理しておくとスムーズです。
うまくまとめようとせず、メモ程度で大丈夫です。
◆交流学級の担任と情報交換・打ち合わせ
授業開始週間から少し経ち落ち着いてくると、交流学級で過ごすことが検討される学校もあるかと思います。
学校や自治体によって、または固定級・通級でそれぞれ参加形態が違ってきますので、よく確認しておくと良いと思います。
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・どの時期から参加するか
・どの教科の学習にどれくらいの頻度で参加するか
・行事のみの交流にするか
・給食や清掃活動などの交流か
・委員会やクラブ活動への参加
・朝礼や全校集会などの並び順に入るのか入らないのか
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などが確認しておくと良いことです。
交流するにあたっては、個別の指導計画か、それをもう少し簡素化した引き継ぎ資料を作って、交流担任にも渡しておくと良いでしょう。
また、交流の際に支援員さんについてもらうのか、担任がつくのか、一人で行くのかあたりも打ち合わせておくと良いでしょう。
交流は、必ずしなければならない風潮がありますが、あくまでも本人の実態に合わせて行うようにしてください。ただでさえ、変化が苦手な子どもたちなので、無理強いをするようにしては本末転倒です。
交流先の先生やクラスの状況も様々ですから、本人にとってプラスになるような計画を立てください。
◆児童生徒 個別の障害度把握シートの作成
これは、教育委員会から求められる書類です。
一人一人の療育手帳の有無や、主障害、どれぐらいの介助や支援が必要かを所定用紙に記入して提出します。
何のためかというと、私の自治体では、支援員の配置数を決めるために使っていたようです。
◆教育課程資料(人数・障害種)作成
こちらも教育委員会指定の書類です。
教育課程の届出の一環で、新入生を合わせた人数や、障害種の数や傾向などを記入します。
こちらは、学級数や学年ごとの人数の把握や、学級の実態を知るために使われます。
教育委員会の指定書類は提出期限が早いので、締切を確認して、すぐに提出しましょう。
数字や実態を選択式で記入するだけの書式が多いので、溜め込まずにやるようにしましょう。
中旬以降
◆保護者会資料作成
4月の保護者会では、1年間の行事予定や予算、学級経営方針などを確認したり、
教員と保護者の自己紹介の場も兼ねています。
特別支援学級は異学年・少人数が共に過ごすので、保護者同士の繋がりがとても大切になってきます。場を和ませ楽しい雰囲気で過ごせるように心がけましょう。
私は保護者会で
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自己紹介(教員・保護者)
学級経営方針
年間行事予定
行事ごとの保護者の参加協力の有無
予算
個別指導計画作成のための要望について
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などを説明してきました。質疑応答も含め、1時間程度で終わるようにしましょう。
また、学校長に挨拶に来てもらえるようにあらかじめお願いしておくことも大切です。
◆家庭訪問・三者面談予定
4月中旬ごろから、家庭訪問や三者面談が始まります。
希望日の調査等は早めに始め、決まった家庭からどんどんお知らせしていきましょう。
保護者と話す時間は、特別支援学級は平均で一人30分程度です。
長くても45分までにします。45分以上は同じ話のループになるからです。
ここで、療育手帳の有無や、医療機関への診察頻度等を確認しておきましょう。
また、後日療育手帳・保険証・医療証などのコピーを提出してもらいたい旨もお話ししておきましょう。
個別指導計画に関わるところはここで聞き取りをするとスムーズです。
個別指導計画 仮決定
保護者との面談が終わったらいよいよ1学期分の個別指導計画を仮決定します。
決定したら保護者に渡し、押印ののち返却するようにお願いしましょう。
全員分揃ったら、教育委員会に提出します。
仮決定と書いたのは、個別指導計画の性格ゆえです。
個別指導計画は、時期を問わず、子どもの実体に応じて、適宜加筆・修正していくものです。
見直しをしながら、目標や手立てを柔軟に更新していきましょう。
◆運動会・体育祭の計画
私のいる地域では、運動会はこの5月中に行われることが多いです。
そのため、この慌しい時期に計画が必要になります。
体育科の先生としっかり打ち合わせをし、計画を立てておきましょう。
◆学年会計・予算案の作成
5月初旬に正式に1年間の予算を保護者にお知らせします。
この時、給食費やPTA会費、教材費、宿泊行事の費用など一気にお知らせします。
また、通常学級と交流する場合は、教材費が必要になることもあります。
通常級の先生、事務さんとよく打ち合わせをし、取りこぼしのないようにしましょう。
また、事務さんから指定された予算案の締切日は必ず守るようにします。
事務さんは全校分の予算をを把握し、口座の設定をし、引き落としまでの目安を立てます。
予算以外でも沢山お世話になるので、ルールはしっかり守っておきましょう。
はい、後半戦書き終わりました~~
多い・・多いぞ。
まだ書きたいことあるんですけどね。体力テストとかさ、年間指導計画とかさ・・・( ˘ω˘ )
あくまでも、私の経験してきた業務ペースですので、前後するものもあるかとます!そのへんはうまくやってください←
また、ぼちぼち書きます。
長々お読みいただきありがとうございます~!